四日市市 M様邸 貫板交換及び屋根塗装工事

After



Before



施工事例:貫板交換と屋根塗装
⸻
施工概要
• 施工内容:貫板交換および屋根塗装
• 使用材料:タフモック(樹脂製貫板)、ラジカル制御型塗料
⸻
施工の背景と必要性
1. 貫板交換が必要な理由
貫板は屋根の棟部分に使用され、棟板金を固定する重要な部材です。しかし、経年劣化によって以下のような問題が発生していました:
• 木材の腐食
従来の木製貫板は雨水や湿気にさらされることで腐食が進行し、このままでは棟板金が不安定になり、強風で飛散するリスクが高まります。
• 耐久性の低下
腐敗やひび割れにより、棟板金を固定する釘やビスが緩み、安全性に問題が生じていました。
解決策として、耐久性・防腐性に優れた樹脂製のタフモックを採用しました。この素材は湿気や雨水の影響を受けず、長期的に安定した性能を発揮します。
2. 屋根塗装が必要な理由
屋根は日々、紫外線や風雨にさらされるため、以下のような劣化が進行していました:
• 防水性能の低下
既存の塗膜が剥がれており、雨水が屋根材に直接接触する状態でした。このままでは雨漏りのリスクが増加します。
• 美観の低下
塗膜の退色や汚れが目立ち、建物全体の印象が古びて見えるようになっていました。
• 劣化の加速
塗膜が劣化すると屋根材自体が損傷しやすくなり、屋根の寿命が大幅に短くなります。
この問題を解決するため、耐候性に優れたラジカル制御型塗料を使用し、屋根の保護機能を強化しました。
⸻
施工の流れ
貫板交換作業
1. 既存貫板の撤去
腐食が進行していた木製貫板を丁寧に取り外しました。
2. 新しいタフモックの取り付け
耐久性の高い樹脂製のタフモックを正確に設置し、棟板金をしっかり固定しました。
屋根塗装作業
1. 高圧洗浄
屋根表面の汚れや古い塗膜を除去して、塗料の密着性を高めました。
2. 下地処理
屋根材のひび割れや傷を補修し、塗装の基盤を整えました。
3. 塗装作業(3回塗り)
• 下塗り:密着性を高める専用塗料を塗布。
• 中塗り・上塗り:ラジカル制御型塗料を使用し、美しい仕上がりと高い耐候性を実現しました。
⸻
施工後の効果
• 安全性向上
タフモックの採用により、棟板金の耐久性と固定力が大幅に改善されました。
• 防水性能の回復
屋根表面が新しい塗膜で保護され、防水性能が復活しました。これにより、雨漏りのリスクが解消されました。
• 美観の向上
鮮やかな塗装により、屋根が新築時のような輝きを取り戻し、建物全体の印象が大きく向上しました。
• メンテナンスコストの削減
耐久性の高い材料を使用することで、将来的な修繕頻度を低減し、コストパフォーマンスの高い施工となりました。
⸻
今回の施工は、建物の安全性、美観、そして長期的な耐久性を実現しました。貫板交換や屋根塗装は、建物を守り続けるために欠かせないメンテナンスの一環です。